執着が苦しみを生む。恭嬪様による独白<ホジュン>

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韓国の歴史医療ドラマホジュン~伝説の心医で、とても印象的なシーンがあります。

それはホジュンが、当時の王様・宣祖(ソンジョ)の
第一側室である恭嬪(コンビン)を診る場面です。

恭嬪様は、一時は王様の寵愛を受け、二人の王子も授かりとても幸せでした。

しかし、次第に王様の心は第二側室の仁嬪(インビン)に移ってしまい、
恭嬪様はとても苦しい思いをします。

そしてやがて真心痛という病(現代の心筋梗塞)に侵されてしまうのです。

恭嬪様は、弱った心と身体を癒すために寺で療養しようと決意しますが、
出発の際にも王様は仁嬪の元に居て、見送りにさえ来てくれません。

残されたのは「気をつけて行ってきなさい」という伝言のみ。
王子を二人も生んだというのに、悲しいことです。

恭嬪はいつの人?

恭嬪は、朝鮮王朝時代の、第14代王 宣祖の第一側室です。
(日本では豊臣秀吉の時代、ドラマ中に出てくるのは「文禄の役」)

宣祖(ソンジョ)
1552年~1608年 (56歳)、在位年数41年
正室は2名、側室は7名

恭嬪(コンビン)
1553年~1577年(24歳)、臨海君 、光海君(第15代王)の母
宣祖から絶大な寵愛を受けたため、他の側室から強い嫉妬を受けた。

それでも誰も責めない恭嬪様

そんな、恭嬪様はとても心優しい人として描かれています。

ドラマなので本当の性格は分かりませんが、
他人を責めず自分を責めるタイプが真心痛になるというのは分かる気がします。

自分の身にせまる死期を感じた恭嬪様が、ホジュンに独白をするシーンがとても泣けます。

この台詞は真理をあらわしていますよね、聞いていてトリハダが立ちました。
覚えておくためにも、メモしておきます。

ホジュンの前で語る恭嬪(コンビン)様の台詞

私の寿命を教えて
死期が迫っている予感がするの

恭嬪様、弱気になってはいけません
気力を取り戻せば病も治せます

いいえ
人には定められた寿命がある

それに逆らうのは見苦しいだけだわ

・・・

本堂で仏様を見ていたら
私の苦しみは因果応報なのだと思った

私が王様の寵愛を受けていた頃
私の今の苦しみを、王妃様も味わっていたのだわ

私が懐妊した時は、もっとつらかったはず

当時の私は、自分の幸せが人を傷付けるとは思いもしなかった

 

今になってやっと分かった

執着が苦痛を生むこと
欲を捨てればこのうえなく楽なことを

死を目前にしてようやく悟ったの


 

これです。本当に胸に迫る言葉でした。

執着が苦痛を生むこと
欲を捨てればこのうえなく楽なことを

この台詞、胸に刻んでおかなければ。

恭嬪役のチャン・ジウンさんがめちゃくちゃ可愛いので、
余計に感情移入してしまいました。

それにしても、
なんで王様は優しくて可愛い恭嬪をないがしろにしたのぉ~!
と、見ていてうっかり執着してしまいそうになった私です(笑)

人の悩みは、いつの時代も同じ・・・
心の執着から、苦しみが生まれるのですね。

でもそれを知るためには、一度は執着して苦しまないと分からないんですよね。

人生、いつまでも勉強です。はい。

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