今年もまたニュースで流れました。
韓国の大学受験に遅れそうな受験生を、パトカーで試験会場まで送り届けるという映像。
何度見ても、本当に驚きます。
なぜそこまでするのか?
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※追記
2016年11月、今年もテレビで韓国受験映像が流れていました。
そこで理由を説明していたのでメモしておきます。
⇒韓国では、カンニングの不正を防止するため、試験の前日になってから「試験会場の通知」が届くそうです。そのため、迷った生徒を救うため(?)パトカー送迎をするとのことでした。
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※以下は私が勝手に思っていた考察です。現在の韓国受験映像と韓国ドラマの科挙の描写って通ずるものがある気がして・・・(^▽^;)
その理由は・・・ホジュンにあると見ます!
ホジュンとは
朝鮮王朝時代に活躍した名医で、
心ある真の医者として活躍しました。
彼が残した医学書「東医宝鑑」は、ユネスコ世界記録遺産にも登録されています。
ホジュンの遅刻エピソード
彼の生涯を描いたドラマの中で、
科挙(当時の国家試験)を受けるために、ホジュンが都に向かう途中、病気の村人を見ることを優先してしまい、試験に間に合わなかったというエピソードがあります。
当時の科挙は、とても重要な試験。
人生を左右すると言っても過言ではありません。
科挙を受けるために来ていた他の医師たちは、自分の試験を優先するため、その患者を門前払いします。
にもかかわらず、
ホジュンは、自分の都合を優先させず、病人のために尽力するような素晴らしい人物です。
しかし結局、試験には間に合わず、「時間に間に合わなかった」という理由で門前払いにされてしまうのです。
大人気のホジュン
ホジュンの視聴率は、なんと60%
1999年に韓国で放映され、脅威の視聴率をたたき出しました。
このエピソードは、見ていた人の心に深く刻まれたことでしょう。
ホジュンは再度挑戦した科挙に無事合格し、王を視るまでの名医となります。
しかし、もしもまた科挙で落ちてしまっていたら、彼のような素晴らしい人材が埋もれてしまっていたかもしれません。
試験に遅れる=怠惰とは限らない
試験に遅れそうな受験生を、パトカーで送り届けてあげる理由・・・
それは、
韓国の人々が、優秀な人材を「試験に遅れる」という理由で逃してはならないという強い教訓を持っているからといえるでしょう。
大切な試験の日の遅刻には、何か深い事情があるかもしれないのですから。
それにしても・・・
現代の大学受験で、昔の科挙ばりに子どもに期待する親御さんたちですが・・・。
大学に無事合格するのは、全体の6割程度だそうです。
4割は落ちるわけです。
落ちた子たちの心が心配ですね。
地位、肩書き、名誉、見栄えよりも
やはり人間は心が大切。
ホジュンのメッセージだって、そのようなものであるはず。
何が一番大切で、守らなくてはならないことか。
ホジュンをみると伝わることがたくさんありますね。
何度見ても素晴らしいホジュン
ちょうど今リメイク版をやっているので、懐かしく見ています。
ちなみにDVDについたキャッチコピーが「泣ける」なのですけど、泣きたいために見るドラマではないと思うんですよねー
以前のバージョンも良い。
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