自分をひどい目に合わせた人物って、なかなか許すことができません。
「人を憎んではいけない」という教えであったり、「あの出来事があったおかげで、成長できたのだから」という肯定的な考えを持って許そうとしても、怒りの炎は消えるものではありません。
でも、人を憎んでしまうと、良いことはありません。
100%相手の責任だったとしても、憎しみ責めることで、被害者側が得することなんてひとつもないんです。
それどころか、憎しみが自分に返って、また嫌な思いをする出来事を引き寄せるという悪循環に陥ってしまいます。
しかも、加害者側はひどいことをしたとも認識していない場合もありますから、とっくにその出来事は忘れて、普段の生活に戻っているかもしれません。
これでは、やりきれないですよね。
やられる側は諦めるしかないんでしょうか?
ある意味そうかもしれません。
許しの名言
『許しとは、踏みにじられたスミレの花が、自分を踏みにじったかかとに放つ芳香である』
という名言がありました。
とても素敵な言葉ですが、
いつもそんな素敵なハートでいられたら苦労しないよ!
とも思ってしまいます。
そんな時、どうしたら良いのでしょう?
斎藤一人さんが書いた 変な人が書いた驚くほどツイてる話 という本がありまして、その中に、あなたが出会ったすべての人に
「あなたにすべての良きことが雪崩のごとく起きますように!」と言いなさいという教えがありました。
これは、嫌いに思っている人にも有効です。
心の中で思うだけでも大丈夫。
これは、魔法の言葉です。
人は、自分を不幸にした相手が不幸になったところで、結局素直に喜べるものでもないのです。ざまあみろ!と思うのも一瞬で、たちまち心に暗いモヤモヤが漂うことになります。
しかし。
その人の心がとても幸せで喜びに満ちていたなら、今後他の人に辛く当たることもないですよね。
ですから、これは最善の方法なのです。
そして、この素敵な言葉は、もちろん自分にも言いましょう!
あなたは、自分を不幸にした相手の幸せを願った素晴らしい人格者なのです。自分を誇りに思って、
「わたしにすべての良きことが雪崩のごとく起きます!」
と言いましょう!
そして、多少無理にでも、にっこり笑ってから寝てみましょう。
すると、カラダからの反応が脳へと届きます。
楽しいから笑うのか。
笑うから楽しいのか。
どちらもアリなのです。
決して自分を不幸への道に追い込まず、幸せの道へと向かっていきましょう♪
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